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2008/06/09

漫画家が出版社に反旗を翻し始めた

先週金曜日のことだが、少年サンデーで連載され、アニメにもなった「金色のガッシュ」の作者、雷句誠が小学館を提訴した。

提訴の理由そのもは出版社に預けていたカラー原稿に対する損害賠償請求。他でも既に触れられているが、陳述書の内容の大半は、損害賠償請求の根拠より現在の事態に至る経緯、出版社と漫画家との関係の実情について語られている。

この陳述書に対しては、その後同業者からのメールがいろいろ届いているとのこと。

2chでは新條まゆという漫画家が自身のブログで語った内容がスレになっている。正直どんな作品を書いている漫画家なのか、私はまったく知らないが、掲載されている文章は読みやすいので一見の価値あり(雷句誠のは裁判用の陳述書なので、言葉が少し硬いのは致し方ない)。

「日本が世界に誇れる文化」と言われてちやほやされているマンガ業界だが、その文化はマンガが本当に好きな、数多くの漫画家に支えられているのを痛感する。そしてそれを食い物にして、平然と「勝ち組」顔をして暴利をむさぼっている人や会社がいるのも然り。

しかし、これはマンガ業界だけの話ではないのでは

近いところでは、アニメ製作の現場は昔から報われない職場と言われてきた。その現状を打破すべく、アニメーターが協会を設立した、と言うどこかで読んだ曖昧な記憶を元に、やっと日本アニメーター・演出協会までたどり着いた。

設立が2007年10月13日、芦田豊雄(と言えば、私の記憶の中では「バイファム」や「ガラット」)や谷口守泰(同「ガリアン」「レイズナー」)の名前が記事に出ていたのを思い出して、それを頼りに当時の記事を発見した(これがそのとき読んだものかどうかは自信ないが)。

サイトには設立の提案書があるが、その中にはこれまたきついアニメーターの現状が書き連ねてある。「原画一枚描いて3000円」、「入社6ヶ月で50%、1年で70%が業界を去る」、等々。

ゲーム業界もみんな燃えているわけでもなく、まこなこではバンダイナムコの現状に触れている。この業界、つい最近もテクモの板垣伴信が世間を騒がせたばかり。

かく言う私自身、10年前に趣味の延長で始めたホームページ製作やソフト開発。今ではインターネットの爆発的な普及とともに参入する人材や企業が爆発的に増え、それに伴い、「使う側」と「使われる側」との差が顕著になっている。

今巷にあふれているブログのようなレイアウトのページでも、1ページ数万円取れる時代もあった。誰でもただでブログが開設できる今となっては、信じられない話かもしれないが。

ゲーム業界含め、システム開発の現場は3Kどころじゃない。えらい人は現状わかってないようだけど。泥のように働け、って意味わからん。10年後には泥のように捨てられる実状を言っているのか。

昨日のブログに書いた、タスポに振り回されたタバコ販売店。国の指示で生産量を減らしたのに、バター不足の犯人みたいに言われている酪農家。他にも挙げればきりがないだろう。

先述の新條まゆのブログにあった言葉、『「お仕事をもらってる」という感謝の気持ちと「お仕事をしてくれている」という感謝の気持ち』、を大切にしたいと切に願う。でも経済効率重視、利益重視の世の中では、理想論でしかないのだろうか。

やはり今の日本経済はどこか歯車が狂い始めている気がしてならない。

今回の事態で興味深いのは、やはりブログというメディアで個人が手にした力。

マンガ界界隈はもちろん、それ以外のところでも今おかれているひどい現状をブログを使って訴える人は、今後静かに、しかし確実に広がっていく予感がする。

それにしても・・・・週刊少年サンデーと言うメジャー誌で、アニメにもなった作品の原稿料が1ページ13000円ってひどすぎないか。人によってかなり差があるみたいだが、業界標準みたいのはないのかね。スポーツ選手のように代理人をはさんだほうがいいんじゃないか?

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

私の娘は少女マンガ書いて10うん年ですが、ページ13000円、ってそんなものかも。しかも「少年マンガ」となれば
発行部数が少女マンガとは桁違い・・
印税を考えれば・アニメ化されたり映画化されたら・・

投稿: J.I | 2008/06/09 04:41

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